【05.05.21】文教福祉常任委員会の視察報告
5/16〜18、東京・千葉方面に視察に行きました。 【16日】 東京都調布市の、PFI事業(公共施設等の建設・維持管理・運営等を民間の資金、経営能力、技術的能力を活用して行う手法)を取り入れて統合新設した調和小学校を視察しました。 PFIは平成11年に制定されましたが、義務教育施設としてはわが国初の導入事業とのことでした。 地域開放もされている屋内プールは事業者運営で、市民・団体が使う場合は使用料を払います。オープンスクールやベンチを置いた広い廊下が明るく、従来の学校のイメージとは異なる印象を受けました。 PFIのメリットは、(1)財政の縮減効果が図れる、(2)支出の平準化が図られる、(3)サービスの質の向上が期待できる、とされています。 学校建設のために一時に大きな支出をせずとも、15年間でその建設費用と管理運営の費用を支払えばいいわけで、行政にとっては計画的に財政運営ができるということでしょうか。しかしその逆に、15年間は固定した支出が続くということになります。 「15年後のことはまだ考えていない」というお話でしたが、そのあたりが少し気になりました。
【17日】 千葉県市川市の学校緑化推進事業について視察をしました。 平成14年度事業として、小学校3校のグラウンドと2校の屋上の芝生化をすすめています。 サブグラウンドだけ芝生化した小学校を見せて頂きました。作業着姿の校長先生が「時期的にはこれから青々としてきます。毎週、芝生を守る会が雑草取りをしています」と話しておられました。 事業はあくまでも省管理化をめざしており、そのためにも芝生の病気を広げないための混植や、保水や病虫害に耐えられる土壌など、地元千葉大の浅野義人教授と研究室の指導力のもと事業がすすめられています。 その維持管理費用は、業者に委託していないこともあり低コストで抑えられていました。 浅野教授の書かれたものによると、欧米の学校の校庭は芝生があたり前とのこと。わが国がそうなっていないのは、明治以来、学校の校庭が生徒の軍事訓練の場として利用されてきたためとも言われているとのことでした。 白山市では平成18年開校の蕪城小学校が芝生化されることになっています。 日常的な維持管理や、地域開放における問題点をクリアするためにも、地域や関係者の十分な意見交換が必要だと思いました。
【18日】 東京都小平市の「幼稚園アットホーム事業」を視察。子育て支援策として、私立幼稚園が保育所並みに長時間子どもを預かり、春・夏・冬休みも預けられるという事業です。 幼稚園の児童数減少と保育所の待機児童数の増加を同時に解消し、幼児教育と保育環境の向上をすすめる施策として、市の幼稚園協会がリーダーシップをとり実施にいたったもの。実施している丸山幼稚園の丸山恒氏からお話をうかがいました。 いま国では、幼稚園と保育所の両方の機能を持った「総合施設」づくりが計画されていますが、それと同じ方向性をもった事業ということでした。 この点については、私の学習課題としてこれから勉強していきます。
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