丸顔!通信

湯浅誠さんの講演に

2009年11月21日


湯浅誠さんの「貧困格差から見えてくるもの」というテーマの講演を聴きました。
わが国の現状は、雇用、社会保障、公的扶助といったセーフティネットが不十分なため、失業など雇用の網からこぼれると、どこまでも落ちていってしまう「すべり台社会」状態であることを指摘。
また、そんな状態にある人たちは、その責任を「自己責任」と感じ、追い込まれた結果が年間3万人超の自殺などといった問題にも触れました。
そして、貧困問題の解決には、セーフティネットの拡充とともに、家族や友人など頼れるものがあることや、自分自身の存在や人間の尊厳を肯定できる「溜め」を作っていくことが必要だと強調。
溜池のある地域は、日照りで水不足になっても大丈夫といった例えも語りながらの「溜め」作りの話は、自分のことに置き換えてもとても考えさせられました。
余談ですが、マスコミに登場し「自己責任」論を振りまく知識人には、度量の広い大人の対応で向き合っていることが感じられ、感心するばかり。
一緒に行った友人たちと「私らもこんな対応ができるように成長せんなんねー」と話がはずみました。