活動あれこれ

石川線一部廃止問題で話し合い-2

2009年10月10日


7日、石川線の鶴来駅~加賀一の宮駅廃止問題について、地元関係者と北陸鉄道、白山市の3者による2回目の話し合いが行われました。
会議への傍聴を求めていたのですが、今回案内が届き傍聴することができました。傍聴席には、議員6人と新聞社が。
冒頭、北鉄側から「廃止は本意ではない。地域の必要性、県民の必要性を法定協議会で議論したいと思っていたが、(設置困難の結果を)残念ながら受け止めざるを得ない」との発言がありました。

商工会や町会長ら地元関係者からは、「白山ひめ神社のお膝元である2駅間を廃止して、将来禍根を残さないのか。もっと議論を尽くすべきだ。期限切れで終わりというのは受け止められない」「(技術の進歩で)変電所もいらないと聞く。(変電所を含む2駅間の将来的経費とされている)5億円の精査はしたのか」「2駅間は赤字だが、通勤・通学に利用できない線路であり改善の余地がある」「これまで、こうした話し合いの場を要望してきたが受け止めてもらえなかった。行政の怠慢だ」「2駅間が大切という思いが市から感じられない。以前に(線路を)まくってやれという決議があったが、これは過去の話。残す方法がないかの立場での議論を希望する」「2駅間以外の沿線自治体は(廃止の)当事者ではない。当面何とかしなければならないのは2駅間だ。問題をすりかえないでほしい」などとした発言が相次ぎました。また、あらためて2駅間に限定した法定協議会設置を求める意見も出されました。また、北鉄側に対して、鉄道会社として社会的責任を果たすよう求める意見も出されました。

地元町会長からは、加賀一の宮駅への「合格駅」看板の設置、合格駅切符販売、保育園児の電車に乗る体験をはじめとした乗客増に協力する取り組みに「知恵を絞ってきた」ことに触れながら、「(行政も北鉄も)双方が最初から廃線ありきだ。それでは住民に説明がつかない」として、利用促進協議会を立ち上げることを提案。「その推移を見守る猶予がほしい」と廃止延期を求めました。
こうした意見に対して、市は「法定協議会は再生のためのものであり、存廃を検討するところではない。これまで全線活性化で(法定協議会設置を)呼びかけてきた。2駅間だけのことでの議論は難しい」「5億円についての精査はしていないが、5億円が2億円になるそんなレベルではない」「利用促進協議会は前向きに検討したい。他市町に働きかけ、鶴来地区の将来を考える会も作りたい。2駅間が不要とは思っていない。しかし、この部分だけの議論には限界がある」「いったん休止して、(将来的に)再開もありうるということでどうか。(線路を)まくったら終わりだ」
北鉄側からは、「廃止期限を延ばすことに法的根拠がない。安全面でも疑問だ」「5億円は(北鉄の)実力ではやれないというのが結論だ」と述べるにとどまりました。
地元の切実な思いに対して、北鉄側の対応が対照的でした。
この問題が昨年報道されて以来、私は地元の関係者の方々と何度も話を聞く機会を得て、一般質問でも取り上げてきましたが、地元の方々の意見はまっとうなものだと感じてきました。
市の考え方の根底に「乗客が少ないということがすべてだ」というものがあるのですが、「存続」は「利用できる線路」とセットのもの。そのためにどうすべきかの議論は、もっと以前から地元関係者とすべきことだと思います。
法定協議会の設置に至らない状況を作り出したのは、他ならぬ市の後にも先にも消極姿勢にあったことだけははっきりしているのではないかと思います。