活動あれこれ

民営化で保育は良くなるのか

2007年9月2日


国の三位一体改革で、公立保育所に対する国の負担金がカットされ、それを理由に白山市でも、公立保育所の民営化に向けた議論が始まりました。
8/29に、法人保育所と公立保育所の関係者をはじめとした17名のメンバーでつくる検討委員会が開かれました。来年6月に委員会としての報告書が提出できるように、以降7回の委員会が行われる予定となっています。次回から、必ず傍聴に行こうと思います。

民営化の目的が市の負担軽減にあることから、検討委員会での審議は「民営化ありき」で進むことになると思われるが、本来なら、なぜ民営化なのか、民営化は子どもたちにとってどうなのか、そもそもの議論から始めるべきです。
市内ではこれまでも、公立保育所が法人に移行したところもあり、先生方も一生懸命頑張っておられ、したがって一方的に民間=反対と単純に言うつもりはありません。
しかし、民営化によるコストダウンの激化や受益者負担主義で、現場の雇用悪化と、保育にも格差が広がっている例が全国で数多くあることも事実です。

先日、明星大教授の垣内国光氏の講演を聞く機会がありました。講演のタイトルは、「保育『改革』で保育は良くなるか」。氏が強調された中には、子どものためにもプロとして保育者を処遇することが大切というお話がありました。
ちなみに、参加されていた他の自治体の臨時の保育士さんは、職場は「職員不足のまま」で、休みは「診断書を出した時」と「夏に3・4日」、「賃金13万5千円」とのこと。
保育の経費は、その大部分は人件費であるが、それを軽減するために市は、専門職にも関わらず臨時を大量に雇用しています。
民営化されると、こうした状況は改善されるでしょうか。