議会だより

2009年12月定例会 一般質問と答弁(要旨)

2010年1月1日


12月定例会の一般質問では、以下の他に来年度予算編成にあたっての質問も行いました。

●今夏のキリンビール北陸工場閉鎖に関連して

ー大企業撤退時のルールづくりをー
【質問】
工場閉鎖が地域経済と雇用に及ぼす影響は大きい。今回の経験から、大企業が撤退する際には、事前協議や従業員の雇用の完全保障、下請の取引確保など、大企業の社会的責任を果たさせるルールづくりが必要だ。
【市長】
インサイダー取引に抵触するため、事前協議は難しい。また、雇用保障や取引確保などの条例をつくるとなれば企業誘致は難しくなる。
【質問】
中小業者、自治体、住民が一体となって地域経済の振興を図る条例を制定せよ。
【市長】
2005年以降、全国で25の自治体が地域経済振興条例を制定している。本市では総合計画のもと、地域経済の振興に取り組んできた。条例制定は、経済団体からの要請もなく必要性は感じていないが、今後とも積極的に応援していく。

●非常勤保育士の無資格問題について

ー非常勤保育士の処遇改善と無資格保育士が多い現状の解消 をー
【質問】
非常勤保育士の3割以上が無資格だが、保育の専門性や、事故が発生した場合の行政責任が問われるのではないか。
【小西健康福祉部長】
無資格保育士は、保育の補助的役割を担っている。国の基準の他に雇用しており、万一の場合も法的に問題ない。研修会等にも参加しており、今後とも保育の質の低下を招かないよう人材教育に努めたい。
【質問】
非常勤保育士の確保が困難というのが無資格雇用の理由だが、非常勤保育士の処遇改善こそ必要だ。
【小西健康福祉部長】
今年は賃金単価と諸手当を改善した。正規職員は今月から給料等の引き下げをしたが、非常勤は引き下げていない。労働条件は取り扱い要領をつくり適正に運用している。
【質問】
退職する非常勤保育士に聞き取り調査をして、今後の改善につなげよ。
【小西健康福祉部長】
毎年11月に意向調査をして、勤務の改善を図っている。
【質問】
非常勤保育士が正規保育士より圧倒的に多い現状を解消せよ。
【小西健康福祉部長】
改善には公立保育所の民営化が避けて通れない課題だと考えている。

●11月より石川線・鶴来駅~加賀一の宮駅が廃止

ー行政への不信感を払拭できるかー
【質問】
廃止後の地域への影響はどうか。
【魚副市長】
苦情や大きな影響は聞いていない。
【質問】
自ら出かけて調査すべきだ。
【魚副市長】
利用促進会議を立ち上げたので、そういった場を利用して意見を聞き取っていきたい。
【質問】
鶴来地区全域のコミュニティバスのあり方を再検討する必要があるのではないか。
【魚副市長】
代替バスの利用状況が、従来の鉄道利用を下回っている。今後、鶴来地区全域のコミュニティバスについては再考が必要だ。
【質問】
区間廃止問題をめぐって生じた、市や北鉄に対する地元関係者の不信感を払拭できるか。
【魚副市長】
説明責任を果たし、信頼回復と理解を得るよう努力していく。この問題を契機に、まちづくりを考えていこうという市の提案には理解をしてほしい。
【質問】
廃止区間の線路・敷地は鉄道再生の可能性を残し撤去しないことが確認されている。踏み切りや駅舎をどうするのかなどもあわせて、住民合意をつくる必要がある。そのために、まちづくりを考える会を市民参加型で設置することを求める。また、法定協議会設置を視野に今後の議論を進めよ。
【魚副市長】
踏切撤去の判断は北鉄だが、市としてはまちづくりの方向が見えるまでは残してほしいと考えている。
年度内に発足予定のまちづくり協議会は、鶴来中心部のまちづくりを地域住民が議論するものだが、法定協議会設置を前提にしていない。今後、石川線全線で法定協議会が設置されるなら、その中で廃止区間の必要性についても議論していく。