議会だより

2014年定例会3月会議の一般質問と答弁(要旨)

2014年4月30日


■2015年度から予定されている「子ども・子育て支援新制度」について

【質問】格差を持ち込み保育のあり方を大きく変える新制度の下で、市内の保育所・認定こども園をどのようにしようとしているのか、その考え方を聞きたい。

【中村健康福祉部長】ニーズ調査の結果をもとに、需要と供給のバランスを考え、市の子ども・子育て会議の意見を踏まえて方向性を検討していきたい。

【質問】新制度では認定手続きで保育時間が決められることになるが、これまで通りに預けられるのか。

【中村健康福祉部長】新制度になっても、保護者の就労時間の下限時間(1日3時間、1か月16日、48時間)は変わらないので、これまでと変わりはない。

【質問】民間企業の参入は認めないように。

【中村健康福祉部長】新制度では県が市と協議の上、欠格事由に該当する場合や、保育の需要と供給の調整が必要な場合を除き、県が認可するので、株式会社を参入させないということは難しい。

【質問】保育水準の後退はさせないということを明言せよ。

【中村健康福祉部長】新制度は幼児期の質の高い教育・保育を総合的に提供するものであり、現行の保育水準や基準を後退させるものではない。

■観光宿泊施設(ふるさと保養センター清流、河内つり堀施設、河内バーベキュー施設、河内老人福祉センター)など、新年度より「セオリー」に無償貸付、将来は無償譲渡に・・・宮岸市議はこれに反対

民間企業が公共施設の管理運営をするなかで、見込んだ収益が確保できなければ撤退するということは起こりうることです。そうなれば「まちづくり」そのものに大きな支障が生じます。また、公共の財産を民間企業の営利目的のために「無償譲渡」することは容認できないとして、条例改定に反対しました。

■親も子も安心できる学童保育に

【質問】指導員の資質向上と処遇改善を。

【中村健康福祉部長】全指導員を対象に毎年2回、知識・技能向上の研修をしているが、今後も取り組んでいきたい。新制度では処遇改善や追加配置など条件整備が図られるので、市としても支援していきたい。

【質問】施設の運営費の思い切った改善を。

【中村健康福祉部長】新年度はこれまでの委託基準に基づいて算出するが、国は指導員の配置に関する追加費用を予算化しているので、国の事業化に合わせて本市の委託料も見直したい。

■学校給食費の消費税増税分について

【質問】新たな保護者負担としないようにせよ。

【井田教育部長】調理業務の人件費・燃料費・光熱水費は市の支出だが、学校給食法により食材料費は保護者負担となっている。成長に必要な栄養量と美味しい給食のためには現在の食材量の確保は必要で、増税分の負担増は避けられない。値上げを予定しているのは13校、据え置きは5校、検討中は19校となっている。

給食費は小学校で1食250~280円、中学校で310~315円。今回値上げを予定しているのは1食5~10円の範囲で考えている。

■白山トンネル(小松白川連絡道路)1分の時間短縮に100億円?!

白山トンネルは、小松市と岐阜県白川村を結ぶ延長50kmの地域高規格道路です。20kmの長大トンネルなどで短縮される時間はわずか17分。「1分100億円」
の道路が必要でしょうか。

【質問】白山の自然環境が変わり、動物の生態系への影響も懸念されます。白山市は整備促進を国・県に要望することはもう止めるべき。

【質問】白山トンネルは環境破壊と財政圧迫。中止すべきだ。

【作野市長】この道路構想は、昭和63年に旧吉野谷村、鳥越村、尾口村をはじめ、小松市、白川村で整備促進期成同盟会が設立された。平成17年の合併により、旧3村民の強い思いを合併協議会での申し合わせ事項として、白山市が引き継ぐことになったものだ。

スーパー林道が冬場は通行止めのため、この道路が整備されれば年間通した交通が確保でき、更なる交流促進が図られると期待している。白山ろくの過疎化の歯止めに貢献する重要な道路であり、整備を待ち望んでいる。

平成7年度から、石川県、岐阜県で調査が行われ、平成21年3月には、国、石川県、岐阜県が構成メンバーの小松白川連絡道路ルート帯検討会で、現在の国道360号を利用したルート帯に絞り込みが行われた。