活動あれこれ

原発事故後の実態と現地の奮闘

2013年4月12日


「野馬土」はNPO法人が運営している産直センター。ここで行っているお米の放射能測定の全袋検査を視察。一袋ごとに検査を通過したシールが貼られます。検査に持ち込まれた野菜や魚等々は、刻んで測定。

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「原爆と人間」の写真パネルの一枚に、原爆で黒焦げになった少年の遺体の写真があります。写真に書き込まれた解説には、「これを世界の指導者は見るべきである」と・・・。福島県南相馬市内の、去年4月から立ち入りが可能となった原発から20キロ圏内の街に入った時、この言葉を思い出しました。

海岸べりは防風林はすっかりなくなり、街中は人影も物音もない無人の街。道路の修繕は応急処置のみで、壊れる一方・・・。ただ、桜や水仙が季節に忠実に咲いている風景が、切なくもあり、つらくもあり・・・。この風景を、日本の「指導者」は見ているだろうに。元の家に住むこともできず、原発事故を収束すらさせることができないのに、なぜ再稼働なのか、なぜ推進なのか。この怒りを抑えることはできませんでした。

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小高区の原発から11キロ地点で車から降りました。道路が白っぽくなっているのは何だろうと思っていたら、びっしりと張り付いた細かな貝とか。1年前は、まだ水の中だったとのことで、海の貝が道路に張り付いてしまったのでした。

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4月から警戒区域解除となった浪江町に。原発から5キロ圏内は立ち入り禁止で、三重県警が検問に。この奥が双葉町。

飯館村は、合併しないまちづくりに頑張っていたのに、その頑張りをも原発事故が奪ってしまったといえるのではないでしょうか。

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あんぽ柿は水分が若干残っている干し柿とか。実は私は食べたことがないので残念。山舟生のあんぽ柿生産者の皆さんと懇談。柿の木の除染を高圧洗浄で行うため、通常は黒っぽい幹や枝が白い木に。除染しても、セシウムが樹体そのものに入っているので厳しいとのこと。地元の冬場の仕事であり収入源でもあるあんぽ柿が、2年連続で生産停止、今年の秋にできなければ生産をやめる人も出るだろうとの言葉が胸に突き刺さります。あんぽ柿は先人が築いてきた地元のブランド、なんとしても復活できるように、東電と国が責任を果たすべきでしょう。

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原発事故の実態と影響、原発に替わるエネルギーをつくる取り組みについてうかがいました。自然エネルギーの活用については、自らも取り組み始めていることを紹介しつつ、地域住民が実践することで実例をつくり、行政に提案できるような活動を進めることが大事ではないかとの積極的な提言に共感。

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少しでもの支援となればと行く先々で買い物をしつつ、原発はやはり撤退しか道はないことを改めて胸に刻んだ時間でした。原発の被害者である生産者の皆さんとも連帯して、白山市の地で、持続可能なエネルギーとまちづくりに取り組んでいかなければと思います。