丸顔!通信

タレントの家族による生活保護受給問題

2012年6月2日


お笑いタレントの母親が生活保護を受けていたことが、この間大きく報道されています。売れっ子になったタレントが高額の所得を得ているにも関わらず・・・と。生活保護を「不正」に受けていた、「悪質」だと受け止められるような報道の仕方が、とっても気になります。また、プライバシーの尊重も何もない報道の仕方も。

現行の制度では、「扶養」は保護の要件ではなく、また、あくまでも福祉事務所と相談しながらとのことなので、不正受給でないことは確か。親に仕送りをしているような一般庶民の感覚からすれば、道義的責任という点でどうなの?ということはあるかもしれません。

私はむしろ、この報道に某国会議員が関わっていたことが、むしろ奇異に感じたのですが。今回の件をとらえて、厚労大臣が「扶養」を生活保護の要件にする法改定を検討する考え方を示しているとか。結局、狙いはそこにありということでしょう。

病気や失業などなどで、自ら生活の糧を得ることが出来なくなった時、最後のセーフティネットが生活保護。ただでさえ、水準が下げられてきているのに、これ以上の制度後退があっては、憲法に保障された生存権をも脅かします。

今回の件については、もっと冷静に議論すべきことで、制度改悪の理由にするために「悪質」「不正」のイメージで報道することはあってはなりません。