議会だより

議会定数と議員報酬について

2012年2月15日


市議会ではこれまで「議会改革」の一環として、今後の議員定数と議員報酬について議論をしてきました。前回の市議選が無競争だったことをとらえ、「定数削減」の要望書が市民から提出されたという経緯もあって、「若い人が議員を志すことができる環境整備を」ということで、あわせて報酬についても議題にあげてきました。各議員の意見としては、定数は2~4の削減、報酬は「兼業しなくても生活できるように」「せめて市の部長級に」と引き上げを求める意見などもありました。

しかし定数については、特に旧松任市以外の地域から、「合併して、今また支所などもなくなると、この地域が取り残されていく気がする」「ますます住民の声が市政に届かなくなる」として、定数削減に反対の要望もあがっていました。この間、各町会理事や青年団体、女性団体と議会側がこの議題で意見交換会をしてきましたが、そこでの主な意見は「何が何でも削減」ではありませんでした。むしろ、議会が「削減ありき」で進めている感ありと感じました。

私は、定数は現状維持、報酬については、今の労働者の賃金の実態や、市の財政状況からみれば引き上げはあり得ないという意見です。議員は市民と市政をつなぐパイプであり、その声を市政に反映もさせ、また市民目線で行政をチェックするのが仕事。定数を減らすことは、そのパイプを細くすることに他ならず、その弊害は結果的に市民がこうむることになりかねません。合併して8年、それぞれに地域の特徴があり、地域差もある広大な市域で、議員は5,000人に1人などと、羊羹を当分に切るような(?)考え方で定数を決めていいはずがありません。

国会議員・地方議員とも「数を減らせ」の世論がありますが、それは他でもない、議員がしっかり仕事をしていないと住民が感じているということ。市会議員は「市全域をみる」、「しっかり仕事をする」ことは当然であり、そうした住民の声には謙虚に耳を傾け、改善のための具体的努力を示すことこそが議会改革ではないでしょうか。