活動あれこれ

自然エネルギーに取り組む梼原町を視察

2011年11月10日


11月9日~10日に、日本共産党野々市市議の岩見さん、能美市議の近藤、山口の3名の議員とともに、自然エネルギーに取り組む高知県・梼原(ゆすはら)町を視察しました。

003

【町の9割が森林】
梼原町は人口が約3,900人、高齢化率40%、地域の9割以上を山林が占めている町です。最初に、梼原町森林組合をたずねました。中越組合長さんから説明を受け、敷地内の製材加工所を見学しました。森林の間伐はすでに7割も進んでいるとのこと。森林組合と建設業者の協働による間伐を推進してきたからとのお話で、これはすごい。

004

【ペレットストーブはまだ高値?】
製剤した木材の屑は茸栽培のおがくずに、端材は木質ペレット工場で「ペレット」にして、専用のペレットストーブの燃料にされています。ペレットストーブはCO2が少ないとされており、福祉施設などの暖房設備に取り入れられていました。初めて目にする設備でした。
しかし、一般家庭用のペレットストーブは、排気口も必要なため灯油ストーブのような手軽さはなく、値段もけっして安くはなく、普及にはまだ時間を要すると感じました。

005

006

【役場庁舎は、町産材の木造建築】
梼原町の主要産業は森林資源を生かした第一次産業なので、平成18年建設の役場庁舎は町産材の木造建築。役場とは思えないステキなデザインの建築で、JA、銀行、商工会が同居しています。役場内も、備品も、職員のネームプレートもすべて白木造りで、省エネ対策がとられた庁舎の大屋根には太陽光発電システムが広がっていました。

町には、風力発電2基、地中熱を活用した温水プール、景観も見事な梼原川の水力発電などがあり、現在、町のエネルギーの2割を自然エネルギーでまかなっているとのこと。将来は、町の全エネルギーはもちろんのこと、町外への供給も目指しているとのことでした。

007

008

【宿泊したホテルも白木造り】
室内も調度品もすべて白木造りで、やっぱり木は温もりがあって落ち着きました。露天風呂も楽しく、また泊まってみたいホテルです。

【風、水、光、森を活用したまちづくり】
町民が町産材使用の家を建てれば200万円の助成。白山市とケタ違いの助成額。太陽光発電の助成は1kW20万円、小水力発電でも、風力でも同様の助成とか・・・・・

009

【町の基本理念「共生と循環の思想+絆」】
今ある資源を最大限活かすーー町の9割を占める山林、住民の高齢化率も高くなっている、だからこそ、地域の「財産」を活かす道を選択した梼原町。自然エネルギーを地域振興と結んだまちづくりを目指す、行政の毅然とした覚悟が感じられます。

福島第一原発事故以来、自然エネルギーの取り組みに関心と注目が寄せられていますが、それよりも前から、自然エネルギー推進に取り組んできた町の取り組みに敬意を評する思いです。
さて、白山市。梼原町と同様に、広大な山林をかかえる地域。白山ろくは急峻なため、間伐が技術的になかなか進まないという現地の話も聞きます。しかし、山ろく地域を自然エネルギーの宝庫として見るか、過疎が進むのは止むを得ない地域と見るかは、市政の姿勢次第。市が、まずは自然エネルギー推進の立場に立ってこそ、一般家庭への助成をはじめとする様々な施策に取り組むことができます。

今回の視察の経験を活かしながら、議会でも継続して自然エネルギーについて取り上げていきたいと考えています。

010